風土が作るかぼちゃの主力品種が「恋するマロン」というのは知る人ぞ知る話ですが、
実は美味しいかぼちゃ作りを追及するため、毎年テスト的に別の品種のかぼちゃも少し作っています。
今年の初めに試食会を行って、8品種のかぼちゃを食べ比べてみたのですが、
満場一致で「食味が良い」と評価されたのが「恋するマロン」でした。
次点は「くりゆたか」で、それ以下につきましてはただの1度の試食会の結果に過ぎませんので
固有名詞は控えたいと思います。
さて、最近の栗かぼちゃのトレンドは「ホクホク系」なのですが、
あまりにもホクホク感が強すぎるのもどうなのかとか、
煮物にすると溶けてなくなるから用途によっては「ネットリ系」が良いよねとか、
男女でも好みが違ったりとか、様々な議論がされました。
そんなこんなで、今年はサカタのタネさんの「
くりほまれ」をテストしています。
メーカーさんは「中粉質」と謳っていて、ホクホクとネットリの中間のような食味を想像するのですが、
こればっかりは作って食べてみないと分かりません。
ネットリと表現すると野暮ったいので、「しっとり系」とか言ってお客様におすすめできると良いですね。
美味しくできるよう頑張ります。
くりほまれの苗を定植したところ。あと10日間は遅霜の恐れがあるので、この後不織布をかけました。
何がすごいってこの受光態勢。
面白そうなのでこっち向きとあっち向きに植えてみました。
根の張りも良いし、草勢の強い、やや野性的な品種とお見受けしました。