株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。
今日は、講師に渡辺採種場の桜田氏をお迎えして、かぼちゃの勉強会を開催しました。
風土以外にも、仲間の生産者さんや、ひょんなことから、かぼちゃ生産30年の
ベテラン農家さんまでも飛び入り参加して、熱い議論が展開されました。
今回はその様子をお届けします。
渡辺採種場さんといえば、「ほっとけ栗たん」や「ダークホース」といった
非常に特色のあるかぼちゃを開発された会社です。
今回は特別に宮城県から指導に来ていただきました(感謝!)。
まずは試食をします。
完熟の1果採りかぼちゃを収穫して、2週間たったものと1か月たったものを
食べ比べてみます。
1口大に切り分けて、電子レンジで3分ほど過熱しただけのかぼちゃですが、
どれも美味しいかぼちゃです。
特に1か月たったものは、デンプンと糖のバランスが絶妙で、これだけで
お菓子のような味と食感です。
2か月を過ぎると糖が分解して水分になるので、収穫してから1か月以上
2か月未満が本当の旬と言えるでしょう。
比較として「えびす」という品種も試食してみましたが、
こちらはレンジでチンだけでは美味しくなかったですね。
品種の選定から始まり、栽培、完熟見極め、風乾、貯蔵という工程が
本当に美味しいかぼちゃを作ることを再確認しました。
その後、8月に植える冬至~お正月用のかぼちゃの作付について勉強会をしました。
勉強会の次は、実際に畑で栽培方法の確認をします。
1個1個のかぼちゃにバラツキが無く、どれも綺麗で美味しいかぼちゃにするために、
様々な工夫を凝らします。
消費者の皆さまにハズレを引いてほしくないので、どのかぼちゃも1級品に
仕上げなくてはいけません。
あたりはすっかり夕暮れになりました。
次回は9月~10月に実際の生育を見ながら検討会をする予定です。
年々かぼちゃの品質が上がっております。どうぞご期待下さい。
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1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。