株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。
今年もサツマイモの収穫が最盛期を迎えています。
天候に泣かされるシーズンではありましたが、サツマイモは豊作です。
逆に不作のサツマイモもあり、黄金千貫という芋焼酎の原料で有名な品種がありますが、
この黄金千貫が近年まれに見る不作の状況です。
本来、南九州ではこの品種は適作のはずなのですが、豊作なのは3年に1回程度のようです。
気候の変化に合わせて適地適作も再考しないといけないところに来ています。
天候の話題に戻りますが、体感的に今年の天候は、
・春の冷え込みが遅くまで続いた
・3月、4月に雨がほとんど降らなかった
・5月に入ったら梅雨入りしたため「春」が無かった
・6月は昨年と同様、大雨となった
・7~8月の暑さは昨年ほど厳しくなかった
・秋になっても秋晴れが拝めず、曇ったり降ったりで掛け干しの籾が乾かない
・お彼岸から朝晩の気温が例年より冷え込んでいる
というような気がしています。
しかし、天候に関する話はとかく「バイアス」がかかりがちで、
8月以降の気候を昨年のデータと調べてみると、このようになりました。
・7~8月の暑さは昨年ほど厳しくなかった
2010年8月の最高気温の平均は32.8℃、2011年8月は31.8℃で、「その通り」
・秋になっても天候が優れず、秋晴れの空を拝めない
2010年9月1日~10月11日の日照時間の合計は236時間、それに対し
2011年9月1日~10月11日の日照時間の合計は168時間で、「その通り」
・お彼岸から朝晩の気温が例年より冷え込んでいる
2010年9月20日~10月11日の最低気温の平均は18.0℃、それに対し
2011年9月20日~10月11日の最低気温の平均は16.6℃で、「その通り」
・・・皮肉にも感じた通りのデータとなってしまいました。
本当は、「そう感じるのは気のせいで、実は例年と一緒だよ」という例を
挙げてみたかったのですが、
またいずれ、そんな「勘違い」が起きた時に取り上げてみます。
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1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。