株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。
すいとうにほごえをします、と読みます。
風土では今年から本格的にお米を作り始めました。
場所は宮崎県でも1~2位を争う米どころの「長田」です。
今日はこのお米に肥料をやるかどうかの判断をしました。
水田で作るお米を水稲(すいとう)といいます。
日本ではお米はほとんど水田で作られます。
植え付け時に肥料(N12:P10:K8の緩効)を30kg/10a与えたのですが、
写真のように見事に黄色くなってきましたので、ここで穂肥(ほごえ)をします。
水田のある程度中心に歩いていき、生育の良い1株のうち、最も長い稲を1本抜き取ります。
その1本をカッターナイフ等で2つに切って、穂の様子を見てみます。
写真の中央にロウソクの炎のように見えるのが幼穂(ようすい)です。
この幼穂が1~2mmの頃を、幼穂形成期といいます。
また、この時期に与える肥料を穂肥といいます。
風土の水稲は5月10日に植えたので、出穂(しゅっすい)は8月8日頃だと思われます。
よって、今日追肥をすると出穂23日前ということになります。
穂肥は与えすぎると稲が台風で倒れてしまうことがあるので、
必要な量だけを、必要な時期に与えることが肝心です。
倒伏のリスクを避けるため、穂肥をせずに作ったり、緩効性の肥料を
最初にもう少し多く与えて穂肥無しで作ったりと、穂肥の考え方は人それぞれですが、
風土では生育のステージに応じて追肥をする作り方にこだわっています。
9月頃から風土のHPでも「長田峡米(仮称)」の販売を開始しますので、どうぞご期待ください。
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1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。