株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。
お客様から、別々の産地のかぼちゃをいただきましたので試食してみました。
まずは鹿児島県産「味平」。
メーカーは協和種苗(株)です。
どっしりと座りの良い、いかにもといった感じの外観です。
レンジで加温して食べてみると、メーカーの唄う紛質はあまり感じず、やや粘質の食感です
(少し早く収穫してしまったのかもしれません)。
しかし甘みは上品で、エグさやクサさを感じず、とても上品な味です。
ベチャベチャのかぼちゃが好きなお父さんと、ホクホクのかぼちゃが好きな
お母さんのいるご家庭では受けが良いかもしれません。
BRIXは9.5でした。
次に神奈川県産「みやこ」。
メーカーは(株)サカタのタネです。
粘質の王様「えびす」に対して粉質の雄「みやこ」だと勝手に思っています。
こちらもオーソドックスな外観です。
食べてみると、さすがの粉質です。
粉質といっても、風土の作る「ダークホース」や「ほっとけ栗たん」と違って
きめの細かい、上品な粉質です。
ダークホースは、ややもすると喉に詰まってしまうくらい、ボコボコの粉質です。
甘さも充分で、「みやこ」の名に恥じない逸品です。
BRIXは12でした。
写真は、左が風土の「ほっとけ栗たん」で、右が鹿児島県の「味平」です。
こうして見ると、外観が全然違います。
作り易さ、収量、味、トレンドなど、これからも品種選定は
続けていかなくてはなりませんが、実際に食べることは
方針を決めるとても重要な経験となります。
サンプルをお送りいただいたお客様には厚く御礼申し上げます!
http://www.food-net.co.jp/_mt/mt-tb.cgi/60
野菜ソムリエのおうちごはん / 2010.08.12
1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。