株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。
今年もかぼちゃの抑制栽培が始まりました。
促成栽培では、特に後半に出荷したかぼちゃの品質が悪く、
お客様から叱咤激励いただき、今回の抑制栽培が一層の品質向上を目指し、
いくつか新しい試みを加えています。
それにしても台風11号の動きが気になります。
この試みが成果となるのか、台風で飛ばされてしまうのか。
抑制栽培は、子葉が展開して本葉0.5枚の頃に定植します。
「1に若苗で、2に若苗。3に根量確保で4は徒長させないこと」と言い聞かせて
管理していきます。
本葉が見えた瞬間、海藻エキス(活性剤)とリン酸・カリを葉面散布して
根の生育を促します。
今回は8月12日に播種を行い、8月20日に本葉0.5枚で定植しました。
根回し水も上記の資材でとにかく根量の確保を意識します。
幸い、畝を立てる前まで雨が続いていて、定植してからも毎日のように
ザーッと雨が降っていますので、素早く活着してくれました。
移植のショックで生育が止まったのは1日程度で、
定植から4日目には本葉2.5枚にまで成長しています。
全体の5%くらいをカラスに引き抜かれてしまいましたので、すかさず補植を行います。
(が、少し苗が足りませんでした。甘かった!)
8月26日には本葉3.5枚となりました。
明らかに根より葉の生育が早すぎで、葉からの蒸散が激しくグッタリとし始めました。
成長点の形や色は良好です。
脇芽も出てきています(嬉しいやらなんやら)。
このあたりでさらに葉面散布をする予定です。
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1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。