できるだけ使いたくないのが農薬。
でもここぞという時に備えて農薬を良く知り、万全の準備をしておくことで、安全に使用することができます。
風土の考える減農薬の方法は、「情報・予測をもとに予防のために使用する」ことと、「1度の散布で最大限の効果を得る」ことです。いったん多発してしまった害虫や病気の駆除には、多くの農薬が必要になったり、駆除しきれないこともあります。病害虫や農薬の特性をよく理解し、的確に使用することで散布回数を県の基準の半分以下に減らしているのです。
予防線としての使用
現在までの生産履歴や日誌の情報を整理し、病害虫の発生する予測を立てます。また、他の生産者との情報交換により、近くで病害虫が発生していれば対策を考えます。病害虫は隣の畑から来ることも多々あります。隣に何が植えられているか、管理方法はどうなのか、といった観察を行うことで、事前に予防線を張るわけです。
1度で最大限の効果
農薬の散布に水分は大敵です。朝露、夕立ちを避けて晴天の日中に散布します。害虫によっては夜間活動する種類もありますので、これらが対象の場合は夕方や早朝に散布します。他にも、散布する機器の選定・メンテナンスや、使用する農薬の選定、展着剤の併用など、農薬を最大限効かせるコツはたくさんあります。
農薬は便利な反面、とても危険な薬品です。そんな農薬を栽培中の野菜に散布するのに、今のところ特別な資格や免許は必要ありません。風土は、農薬の特性を理解し、安全かつ効果的に使用できるよう、社員一人ひとりが学べる環境を作っています。
風土では植え付けから収穫までの工程をIT化し、特に農薬の情報管理を徹底しています。
風土の出荷している野菜の栽培履歴がご必要な方は、以下のページよりPDFファイルをダウンロードしてご利用ください。