普通のかぼちゃはツルを2～3本に仕立て、果実を2～6果採りますが、風土のかぼちゃはツルを1本に仕立て、果実を1果だけしか採りません（2果目以降はピンポン玉大の時に摘果してしまいます）。
そうすることにより、1株のかぼちゃが土や太陽から得るエネルギーは1果のみに集中し、大玉で甘みの強い、高品質のかぼちゃを安定して収穫することができます。
甘みのバロメーターである糖度は、収穫時の約10度から出荷時にはメロンに匹敵する約15度まで上がります。
※全てのかぼちゃの糖度15度を保障するものではありません。
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土作りにはミネラル分を補充。健康な土が美味しさとツヤを産みます。
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農薬や化学肥料は必要最小限の特別栽培。安心・安全も美味しさの一つです。
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開花日からの経過日数管理を行い、適切な時期に収穫を行います。
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1株から1果だけしか採らないので、栄養分が凝縮されています。
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収穫後の追熟で糖度を上げ、ひときわ甘いかぼちゃに仕上げます。
風土で栽培している西洋かぼちゃは、南米、中米の高地が起源とされています。
日本へは1863年にアメリカからもたらされ、当初は北海道などの冷涼地で栽培されましたが、大正時代に日本中で栽培されるようになりました。
大きく分けて、日本かぼちゃ系、西洋かぼちゃ系、ペポかぼちゃ系に分かれます。
日本かぼちゃは扁平で縦縞がゴツゴツと入ったものが代表で、水分が多くねっとりとしています。
一方、西洋かぼちゃは粉質で、でんぷんの含有量が多く甘みが強いのが特徴です。
- 春撒き夏採り : 6月下旬～7月
- 夏撒き冬採り : 12月～1月
見た目よりもずっしりと重いものが高品質の証です。
茎部分のあるものは、茎が太く、よく乾燥しているか確認してください。
また、表面の色ムラが無く、形が整っているものを選びましょう。
カットされたものを選ぶ時は、果肉の色が濃く、肉厚なものが良いでしょう。
丸ごとのものは、10度前後の風通しの良い所で1～2か月持ちます。
カットしたものは種とわたを取り除き、ラップをして冷蔵庫で1週間保存できます。
かぼちゃにはカロテンが豊富と言われますが、最大の特徴は「エネルギーとビタミン類の供給源」です。
かぼちゃのエネルギーは他の野菜と比較にならないほど高く、芋類に匹敵するエネルギーがあります。
そのエネルギー源は糖質で、葉菜類の数倍にもなります。
とりわけ甘い風土のかぼちゃは、果物に近い量の糖質を含んでいます。かぼちゃに多く含まれるカロテンは、体内でビタミンAとして働く色素で、皮膚、目の角膜、口や胃などの消化器官等、多くの臓器を覆っている部分を健康に保つ働きがあります。
ビタミンAはサプリメント等で摂りすぎると過剰症が出ることがありますが、野菜からカロテンを摂取している限りは必要な量だけがビタミンAに変換されるため、頭痛や肌荒れ等の過剰症の心配がありません。また、カロテンはビタミンAとして働くだけでなく、カロテンそのものとして抗酸化作用を発揮し、がんを予防したり動脈硬化の進行を遅らせるなどの働きをしています。
